Omeka Sモジュールのインストール方法
Omeka Sモジュールのインストール方法についてまとめます。
A. 公式サイトから
まず、以下の公式サイトからzipファイルをダウンロードできます。
上記のダウンロードボタンを押すと、zipファイルがダウンロードされますので、展開したフォルダをOmeka Sをインストールしたフォルダ内のmodulesフォルダに配置します。
これが最も基本的な方法です。説明動画も用意しておりますので、初めての方は、以下の動画も参考にしてください。
B. GitHub or GitLab(その1:リリース版のダウンロード)から
全てのモジュールが上記の公式サイトに掲載されているわけではありません。開発中のモジュールなどは、GitHubやGitLabなどで公開されています。
GitHubで公開されているモジュールの一覧は以下で確認できます。
https://daniel-km.github.io/UpgradeToOmekaS/omeka_s_modules.html
一例として、以下のCustomOntologyモジュールを取り上げます。
https://github.com/Daniel-KM/Omeka-S-module-CustomOntology
この場合、まず、以下のReleases項目のリンクをクリックします。
そして、以下のzipファイルをダウンロードします。
この時の注意点として、「Source code(zip)」というリンクではないほうのリンクを選択してください。「Source code(zip)」というリンクをダウンロードした場合、次の項目で説明する追加の処理が必要になります。
C. GitHub or GitLab(その2:ソースコード)から
一部のモジュールについては、リリース版のzipファイルが提供されていないケースがあります。また、開発者向けの情報として、リポジトリをクローンした際にも、この項目で説明する処理が必要になります。
例えば、以下のXmlViewerモジュールは、リリース版のzipファイルが提供されていません。
https://gitlab.com/Daniel-KM/Omeka-S-module-XmlViewer
この場合、リポジトリをクローンするか、以下のソースコードのダウンロードから、zipファイルをダウンロードします。
この場合の注意点として、リポジトリによっては、展開した後のフォルダ名を変更する必要があります。
具体的には、configフォルダ内のmodule.config.phpなどの中に記載されているnamespaceの値にフォルダ名に合致するように修正します。
この場合は、フォルダ名を「Omeka-S-module-XmlViewer-master」から「XmlViewer」に修正します。
Bで取り上げたCustomOntologyについても、ソースコード版のzipファイルをダウンロードすると、「Omeka-S-module-CustomOntology-3.3.5.1」という名前で展開されるため、フォルダ名を「CustomOntology」に修正する必要があります。
さらに、ソースコードをダウンロードした場合、以下のコマンド等を使って、ライブラリを追加でインストールする必要がある場合があります。
composer install --no-dev
これら必要な操作については、リポジトリのREADMEファイルなどに記載があるので、適宜ご確認ください。
まとめ
基本的な利用にあたっては、AとBの方法でほぼ対応できます。一方、モジュールの最新機能を試したい場合や追加開発を行う場合など、発展的な利用を行う際にはCの手続きが必要になります。
Omeka Sモジュールのインストールエラーなどにお困りの方の参考になれば幸いです。