Omeka Classicのインストール

さくらのレンタルサーバの利用を前提します。その他のサーバをお使いの場合は、適宜読み替えてください。

データベースの作成

さくらのレンタルサーバにおいて、以下のように、新規のデータベースを作成します。

Omeka Classicのインストール

さくらのレンタルサーバsshで接続します。以下のようなコマンドになります。xxxxはユーザ名です。

ssh xxxx@xxxx.sakura.ne.jp

今回は、以下のパスに新しいOmeka Classicをインストールします。

/home/xxxx/www/omeka

上記のパスで、以下のように、ファイルをダウンロードします。(バージョン3.0.2の利用を想定します。必要に応じて変更してください。)

wget https://github.com/omeka/Omeka/releases/download/v3.0.2/omeka-3.0.2.zip

現在の場所に、omeka-3.0.2.zipというファイルが作成されます。以下のコマンドで解凍します。

unzip omeka-3.0.2.zip

omeka-3.0.2というフォルダが作成されます。このフォルダ名を適当な名前に変更します。以下、「hi」とした例をです。

mv omeka-3.0.2 hi

次に、/home/xxxx/www/omeka/hi/db.iniのファイルを編集します。ファイルの修正にあたっては、viコマンドの使用のほか、さくらレンタルサーバが提供するファイルマネージャーなども使用できます。

https://secure.sakura.ad.jp/rscontrol/main/fileman2/

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; Database Configuration File ;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;
; Omeka requires MySQL 5 or newer.
;
; To configure your database, replace the X's with your specific
; settings. If you're unsure about your database information, ask
; your server administrator, or consult the documentation at
; <http://omeka.org/codex/Database_Configuration_File>.

[database]
host     = "mysql57.xxxx.sakura.ne.jp"
username = "xxxx"
password = "<パスワード>"
dbname   = "<先に作成したデータベース名。サクラレンタルサーバの場合、xxxx_abcといった形>"
prefix   = "omeka_"
charset  = "utf8"
;port     = ""

hostの値は、先に作成したデータベースの画面に表示される以下の値を使用します。

正しく設定されれば、 https://xxxx.sakura.ne.jp/omeka/hi/ のページにアクセスすると、以下のような設定画面が表示されます。

(参考)エラーメッセージの表示を有効にする

上記の設定に誤りがある場合、以下のような画面が表示されます。

その場合、/home/xxxx/www/omeka/hi/.htaccessファイルを修正します。以下の図にあるように、SetEnv APPLICATION_ENV developmentの先頭の#を削除して保存します。

これにより、エラーメッセージが表示されるようになります。

(参考)日本語化する

以下に示すように、/home/xxxx/www/omeka/hi/application/config/config.inilocale.namejaを与えます。

これにより、以下に示すように、日本語化されます。

ブラウザでの各種設定

ここからは、ブラウザ上での操作になります。上記のサイト設定画面において、ユーザ名など、必要な情報を入力します。入力が完了すると、以下の画面に遷移します。

「管理ダッシュボード」ボタンをクリックすることにより、以下に示すようなログイン画面に遷移します。

先に設定したユーザ名とパスワードを入力すると、以下のように、「管理ダッシュボード」に遷移します。

次のステップ

これでOmeka Classicのインストールは完了です。Omeka Classicの基本的な使い方は、以下で紹介しています。チャプター3以降を参考にしてください。

https://zenn.dev/nakamura196/books/a06c31c1cc3c37/viewer/97478a

この本では、以下のIIIF Toolkitを使用することが目的ですので、次のチャプターでは、本モジュールのインストールを行います。

https://omeka.org/classic/plugins/IiifItems/