【Omeka S モジュール紹介】Item Sets Tree - デジタルアーカイブシステムの技術ブログ

Item Sets Treeはアイテムセットの階層構造を設定できるモジュールです。

本モジュールの使い方についてご紹介します。

モジュールのインストール後、以下の設定画面が表示されます。こちらはあるアイテムセットのアイテムを表示した際、その子孫のアイテムセットのアイテムも表示するかを指定するオプションです。後ほど違いを確認します。

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今回は「いらすとや」で公開されている画像を使用します。

「いらすとや」では「人物」＞「赤ちゃん」＞「子守唄のイラスト」といった形で階層構造を持っています。そこで、「人物」と「赤ちゃん」をアイテムセットとして、「子守唄のイラスト」や「タオルを使ってうつ伏せになる赤ちゃんのイラスト」などをアイテムとして扱います。

Omeka Sの画面では以下の通りです。

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アイテムセットとして「人物」「赤ちゃん」があり、アイテムセット「赤ちゃん」の中に、2つのイラストが格納されています。

本モジュールをインストールすることにより、各アイテムセットの編集画面に「Item Sets Tree」というタブが表示されます。こちらで、親とするアイテムセットを指定することができます。

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画面サブのメニューの「モジュール」 > 「Item Sets Tree」から、設定したアイテムセットの階層構造を確認できます。違いをわかりやすくするために、アイテムセット「人物」に加えて、「イベント」「祝日・行事」も追加しています。

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上のインストールのところで述べた「Item sets include descendants」を有効化すると、各アイテムセットのアイテム一覧画面において、子孫のアイテムを表示することができます。

以下の例で示されたアイテムは、アイテムセット「人物」に含まれていませんが、「人物」の子アイテムセット「赤ちゃん」を介して表示されています。

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アイテムセットの階層構造をサイトで表示する方法として、カスタムリンクを追加する方法と、サイトページにItem Sets Treeのブロックを埋め込む方法の2種類があります。

前者は、以下のナビゲーションメニューから追加できます。特にカスタマイズ等を行わない場合には、この方法が簡単です。

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後者の場合は、サイトページの編集画面において、画面右部の「新規ブロックを追加」パネルから、Item Sets Treeを追加します。この方法の場合、ページのタイトル変更や、各アイテムセットの説明、そのアイテムセットに含まれるアイテム数を表示するかなどを設定できます。

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後者の方法で作成したサイトページの例は以下です。

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以上、アイテムセットの階層構造を設定できるItem Sets Treeモジュールについて説明しました。階層構造を持ったコレクションの管理などにおいて、参考になりましたら幸いです。